2009年民主党政権時代の事業仕分けで、スーパーコンピュータの開発競争に対する予算査定の際に、蓮舫さんが質問した「2位じゃだめなんですか?」という質問に対する答えは、「世界1位でないと意味がないのです。」であるべきでしたが、実際は、「国民に夢を与えます」の答えで一時凍結になりました。
しかし、投資における質問とすれば、インデックス投資は「2位じゃダメなんですか?」に対する答えは、
「2位で居続けることがベストです。」という答えになります。
最高値を更新し続ける、隣の芝生が青く見える時に、ブレずに買い続ける勇気を持っていただくためにまとめました。
投資で1位を目指すことは危険。2位以下をキープが正解。
インデックス投資を続けていると、時々、誰しも一攫千金で一位を狙いたくなりますよね。
でも、個別株やFX、金などには目もくれずに、ひたすら2位以下のインデックス投資を続けていくことが
個人投資家の唯一の最適解です。
つまり、「いっときの1位を目指すのではなく、2位以下の上位を毎年キープすれば、最終的には1位になっている」というのが長期投資の凄みです。
スポーツに例えれば、4日間のゴルフ大会で日ごとのリーダーには一度も立たないけれど、最終的に1位となった。
つまり、インデックス投資以外は「出入りの激しいゴルフ」のようなものであって、インデックス投資はイーブンパーを取り続けた結果、優勝する選手のようなものです。
また、他のスポーツでも同様に一つの大会で優勝は一度もないけれど、2位と3位を多く取り年間総合優勝となった例えが近いでしょう。
インデックス投資を素直に実践できるかどうかが鍵
今年から新NISAでインデックスファンドを購入し始めた方は、多くの方に含み益がでていると思います。
「こんなことなら個別株でも買っておけばよかった。」「エヌビディアを買っておけば3倍は儲けたのに。」「FXでもやってみようか、金も買っておけば儲かるかもしれない。」といった迷路に入りがちです。
しかし、余暇の時間をすべて株の研究に費やしても長期で勝ち続けるのは至難の業です。
多大な犠牲を払い、仮に儲かったとしても自由時間がなくなれば、なんのために儲けたのかわからなくなります。
FXでも同様で、さらに激しい価格の変動に精神的にも落ち着かなくなり、仕事どころではなくなってくるでしょう。仕事場でトイレに駆け込み売買を行うことになってくるかもしれません。
そうなれば、本業での昇進さえも危うくなってくるでしょう。
そういった失敗を重ねたうえで、行き着いた結論が「インデックス投資を長期で買い続けることが最適解」です。
それを頭ではなく、実感として腹に入れるためには、何度か失敗を重ねないといけないのかもしれません。
私もそうでしたし、インデックス投資で成功している人たちもかつては痛い失敗を重ねてきたと聞きます。
しかし退職者世代の方なら、今さら回り道をする時間的余裕はないので、素直にインデックス投資を続けていくのがベストです。
いろいろな方が、同じ内容を手を変え品を変え同じことを言っているのですが、どんなときでも変わらずに損切りや利益確定をせずに、購入し続けることを実践できるかどうかが、長期投資で成功できるかどうかの鍵を握っています。
インデックス投資で成功するには、下がっても上がっても喜べる思考法を持つ。
ということは、「放っておけば良い」という言葉そのままに、気にしないで淡々と買い続けられるメンタルの強さが必要ということになります。
しかし、ほったらかしにできる人は、そうそう多くいないと思います。
実際は、入金も必要なので放って置くことはできないでしょう。
では、どういったメンタルの持ちようでいればいいのか?
結局は、相場が上がっているときは、利益を生んでいるので利益を見て喜び、
相場が下がっているときは、安く購入できていることを喜び、
いずれにしてもいいとこ取りの安心できる思考法を身につけることが肝心だと思います。
まとめ
・投資においては、1位を目指すことは必要なく、2位以下の上位を継続することが大事。
・そのためには、個別株、FX、金投資は行わず、インデックスファンド購入を素直に実践できるかどうかが成功の鍵。
・相場が上がっているときは利益が出て喜び、下がっているときは安く買えて喜べる思考法を持てることが大事。
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