【新NISA購入の前提】
・前提は、生活資金を最低6ヶ月以上(退職者世代はできれば1年以上)を確保し、
退職金と貯蓄で新NISAの生涯枠1,800万円は無理せずに投資できる資金がある。
【購入方針】
・新NISAの年間360万円の上限枠(積立投資枠120万円+成長投資枠240万円)
まで毎年購入し、生涯1,800万円の枠を最短の5年間で埋める。
・毎月の積立投資枠はS&P500を10万円で120万円。
成長投資枠はS&P500を5万円、NASDAQ100を10万円とS&P500 TOP10を5万円で月20万円。
(年の途中から10万円を20万円に変更し、年間120万円購入。)
・暴落時には、残りの成長投資枠の残り120万円でS&P500とNASDAQ100をほぼ一括購入。
その年に暴落がなければ、年末にS&P500とNASDAQ100を一括購入。
・妻は、積立投資枠でS&P500を毎月5万円と
成長投資枠でNASDAQ100を10万円ずつの毎月15万円購入。
妻の残りの投資枠は、購入せず暴落が来るまで年を越しても待つ。
暴落時には、成長投資枠分180万円でS&P500とナスダック100をほぼ一括購入。
以上の概要をご説明させていただきますが、これはあくまで私の考え方です。
それぞれの資金力、投資歴などによって投資方針は変わってきますので、
そのまま まねるのではなく、こんな考え方もあるんだなと参考にしていただき、
投資はご自分の考えでお願いします。
毎月の運用はどうするの?
2024年1月開始の新NISAをどう活用するかが退職金運用の肝となります。
退職後の9ヶ月間、様々な本を読み、動画を見て私なりに研究してきました。
いろいろな方が、様々なシミュレーションを駆使して導き出しているように、
結論は、新NISAの年間360万円の上限枠で毎年購入し、
生涯枠1,800万円を最短の5年間で埋めることが、最も効率的です。
具体的に私の場合は、楽天証券の口座で(なぜ楽天証券かは別をご覧ください。)
積立投資枠 年間120万円(月10万円×12ヶ月)
① 楽天・S&P500(エスアンドピーゴヒャク)月5万円(楽天カード決済ポイント有り)
※2024年5月19日からiFreeNEXT FANG+を削除
②楽天・NASDAQ100(ナスダックヒャク)月5万円(口座引き落とし)
成長投資枠 年間240万円のうち120万円(年途中から10万円を15万円に増額)
③楽天・S&P500(エスアンドピーゴヒャク)月5万円
④楽天・NASDAQ100(ナスダックヒャク)月5万円(楽天キャッシュポイント有り)
⑤TracersS&P500 TOP10インデックス(エスアンドピーゴヒャク トップテン)月5万円(楽天カード決済ポイント有り)(⇒2024年11月から楽天・S&P500月5万円)(証券口座に変更。
上記①から⑤の合計、年間240万円を5年間定期購入。
妻の場合は、同じく楽天証券口座で
積立投資枠 年間120万のうち月5万円×12ヶ月=60万円
① 楽天S&P500 月5万円(楽天キャッシュから引き落としポイント有り)
成長投資枠 年間240万円のうち毎月10万円×12ヶ月=120万円
② 楽天 NASDAQ100 月10万円(楽天クレジットカード決済ポイント有り)
※2024年4月購入分からキャッシュカード上限額の増額に伴い、月5万円を10万円に増額しました。
残った枠の運用は?
これが、最も悩むところです。皆さんもご意見が分かれるところでしょう。
私の結論は、「いずれ来るであろう暴落に備えて、余裕枠として活用」です。
具体的には、
成長投資枠の残り120万円の計180万円を年末まで残しつつ、
その年のどこかで暴落すればその時点で数回に分けて、ほぼ一括投資。
もし、暴落がなければ12月末に一括投資です。
相場が上がり続ければ、年始に360万円の一括投資が最も効率は良いのですが、
コロナショック後、S&P500が最高値を更新している現在、
上昇局面にあることは間違いなく、遠からず近いうちに暴落が来ると考えています。
しかし、いつ来るかはわからないので、上昇局面を逃さないように、
本来なら購入タイミングを図らずに淡々と買い続けるのが、長期投資のセオリーです。
この成長投資枠の活用方法が、他の投資家の方々のご意見とは異なる「+α」の部分です。
結局、暴落時にはどうするの?
暴落時にどう対応するのか、次の3案を考え、結論は(案3)としました。
(案1)日本株の個別投資で、高配当株を暴落時に一気に買い、
その後は、株価の戻しによる株価そのものの収益を確保しつつ、
配当金の平均3.8%程度を再投資後、10年後からは生活資金として配当金を使っていく。
(案2)暴落時も暴落前と同様にインデックス投信を買い続ける。
(案3)暴落時に、S&P500とNASDAQ100を残りの枠で買い足す。
暴落時にS&P500とNASDAQ100を残り枠で買い足す理由は?
(案1)は、購入予定の高配当株として手堅いKDDIなどの高配当日本株17銘柄に
約900万円投資したとしても配当利回りが平均4%の場合、
配当金は毎年36万円(月3万円)程度と少なめです。
その後、配当金が増配を続けた結果、倍の72万円としても月6万円です。
(案2)は、暴落時を待ち続けるのは、いつ来るかわからない株価成長の旨味を
逃すことになるため、暴落時を意識せずに買い続けるのがインデックス投資の王道です。
過去100年の歴史から、株価が暴落してもいずれは暴落前以上の価格に戻りますが、
暴落時は最大で60%程度下がる分、資産価値の目減りは一時期どうしても生じます。
【参考】過去100年間の米国のダウ・ジョーンズ工業株平均(DJIA)株価指数チャート
Dow Jones – ダウ – 100 Year Historic チャート |マクロトレンド (macrotrends.net)
その減少分を少しでも抑えようとしたのが、案3です。
(案3)を案1と比べたときのメリット
暴落時に、ここぞとばかりに買い増しして、その後、年平均利回り約8%で運用した資産を
10年後から取り崩してくほうが、平均4%程度の配当金より資産が増えると考えました。
また、配当金を使うまでの間、配当金を運用に回すために再投資する手間が必要です。
(案3)を案2と比べたときのメリット
定期的に買い続けるよりも暴落時に買い足す割合を増やす方が、より資産が増えると考えました。
しかし、その年に暴落がないと、通常は年始に一括購入される方が効果的と多くの方が試算している中、
逆に年末に一括投資することが1年間の株価の増加分を享受できないことになります。
過去の歴史からは、一旦暴落すると60%から30%程度は株価が下落しています。
このため、いずれ近いうちに30%以上の暴落が来ると考えて、
年間投資枠の半分の180万円を暴落後にほぼ一括購入することによる上昇メリットを
享受しようという考え方です。
仮に1年間の利率が8%で3年間の上昇率は約24%、4年間で32%となります。
あくまで平均値での計算とはなりますが、3年以内(2026年まで)に暴落があれば、
毎年12月まで待つ方が、やや有利になると試算できます。
暴落時に購入するのが実際難しいのは、どの時点が底かは判断しづらいため、
買い時を逃して、資産運用の波に乗れないままになることが多いと聞きます。
そこで、成長投資枠の年間残りの120万円を暴落時点に1ヶ月から3ヶ月の間に、
120万円の20%、50%、30%の3回程度に分けてS&P500とNASDAQ100を購入予定です。
もし、その年に最後まで暴落がなければ、
その年分の購入に間に合う12月分の最終購入日までに一括購入します。
年始に購入した方と比べると、1年間の成長分をロスしたことにはなりますが、
年末が年初より価格が大きく下がっていれば、12月末一括投資に分があるはずです。
年平均8%の成長を取るのか、
いつ来るかかわからない暴落からの成長を取るかの比較になります。
見方を変えて、2025年から新NISAを始める方と比べれば、
年始より早く前年の年末に購入しているともいえます。
⇒2024年の1年間の成長は逃していますが、
2025年開始と比べれば、それ以降は常に先に購入しているともいえます。
⇒そう考えることで、暴落がなかったときの1年間の上昇分損失による
精神的ダメージを緩和するメンタルケアの考え方で備えておこうと思います。
なお、妻(自営業)の余った投資枠は、資金を貯めながら暴落まで待機する予定です。
(暴落がなければ年末も購入せず翌年以降に持ち越しの予定)
まとめ
・退職金と貯蓄の資産運用は、生活費6ヶ月以上(退職者世代はできれば1年以上)の余裕資金を残した上で、
新NISAの年間360万円枠いっぱいで5年間購入し、生涯枠1,800万円を最短で埋める。
・私の場合は、毎月の購入は、次の①から④を楽天証券で購入。
【積立投資枠】
① 楽天・S&P500、NASDAQ100 各月5万円
年間枠120万円を購入
【成長投資枠】
② 楽天・NASDAQ100 月5万円
③S&P500 TOP10 月5万円
④S&P500TOP10(⇒S&P500に変更)月5万円(年の途中から購入)
⇒年間240万円枠のうち年間120万円を購入
・暴落時には、成長投資枠の残り120万円をS&P500とNASDAQ100で買い足す。
暴落がなければ、年末に同じく120万円買い足す。
いずれにしても積立投資枠は毎年120万円と
成長投資枠は、毎年240万円の限度額を購入する。
【妻の新NISA購入分(退職金とは別運用)】
・総額で積立投資枠の毎月5万円S&P500の年60万円と
成長投資枠の毎月10万円のNASDAQ100の年120万円と計年間180万円
5年間で180万円×5=合計900万円は楽天証券のクレジットカードとキャッシュの定期購入で埋めていく予定。
・積立投資枠と成長投資枠の残り年計180万円、合計900万円は暴落がくる年まで購入資金を貯めながら待機。
資産が貯まれば暴落時にS&P500とNASDAQ100を購入予定。
【残り資金の活用は?】
では、退職金で新NISAを毎年360万円購入するとして、
「残りの1千万円以上の資金はどのように運用するの?」
という疑問は、次回ご説明させていただきます。
当ブログでは、初心者や高齢者でも使いやすい楽天証券をおすすめしています。
当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品やサービスを紹介しています。