楽天SCHDが人気で以前記事にもしましたが、今回は、配当金を出さない再投資型のSCHDが販売開始されます。
2024年9月27日から年4回分配型のSCHDは販売されている人気商品で、純資産額は既に1,600億円を超えています。
長期投資家にとって、配当金は非効率で、不要でしょう。
結論は、再投資型が出たとはいえ、信託報酬費用が年率0.1238%と通常のインデックスファンドより高いことから、
S&P500などのインデックスファンドを購入し、取り崩し開始時から3%程度を取り崩していけばよいと考えます。
オルカン、S&P500、SCHD年4回配当型、SCHD再投資型を比較
総資産額 | 信託報酬 | NISAの対象 | |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 6兆7137億円 | 0.05775% | つみたて投資枠 成長投資枠 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 7兆8082億円 | 0.0814% | つみたて投資枠 成長投資枠 |
楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)楽天・SCHD | 1647億円 | 0.1238% | 成長投資枠 |
楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(再投資型)楽天・SCHD | (2025年07月25日 ~販売開始) | 0.1238% | 成長投資枠 |
結局は、SCHD再投資型とS&P500の比較でS&P500が優位
SCHDを購入したい方にとって、再投資型が販売開始されることは、朗報でしょう。
しかし、信託報酬がやや高く、S&P500との差は、0.692%と小さくはない差です。
100万円購入して1年間で6,920円、1年間で69,200円。20年間では138,400円の差にもなります。
それ以上の成果を生むなら、元は取れるのかもしれませんが、S&P500と比べて、大きく上回るかどうかはわからないところです。
であるなら、元々再投資型のS&P500を購入して、末長く保有し、最後は定率取り崩しで配当金代わりに毎月、振り込まれることで配当金の代わりとなります。

まとめ
・SCHDの再投資型が販売開始されます。
・目新しい投資信託を販売開始されるごとに目を奪われても、結局は、古豪にわかないません。
・伝統と信頼のS&P500でブレることなく長期投資を継続していきます。