外貨保険に騙されないで!銀行の悪徳商法を金融庁指導!

昨日(令和6年4月4日)の新聞記事で「銀行は悪徳商売だ」ということを改めて認識しました。
銀行関係の方々には大変申し訳ないのですが、個人投資家を応援するためのブログなので、ご容赦ください。

目次

外貨建て保険の概要

そもそも「外貨建て保険」とは何ぞやと思われている方がおいでかと思いますので、
簡単にご紹介します。

「外貨建て保険」とは、保険料の支払いをはじめ、保険金や解約返戻金の受け取りが外貨建ての保険商品のことで、運用も米ドルや豪ドルといった外貨で行います。

保険の種類としては、終身保険、個人年金保険、養老保険などがあります。

保険料は外貨で決められているので、月払いや年払いといった平準払いの保険料は、為替レートによって円換算の保険料が変わることになります。

たとえば毎月払いで保険料を払っていく場合、保険料が月額100ドルでも、1ドル=100円の月なら1万円、1ドル=120円の月なら1万2,000円払う(手数料は考慮しない)というものです。

外貨建て保険のメリットは、円建て保険と比較して予定利率が高いことです。

デメリットとしては、円に換算した際の元本保証がないことです。

金融庁の外貨建て保険に関する調査結果の概要

・購入から4年間で6割の解約が発生
・解約後に同じ種類の商品を再度同じ人に販売する乗り換えが多発している。
 このことにより銀行は販売手数料を二重取りしている。
・保険会社が銀行に支払う販売手数料は初年度が高く、2年目以降は下がっていく。
 このため、顧客に短期間で乗り換えさせることで、手数料を多く稼げる仕組み

手数料が高い商品を売りつけておいて、再度解約させてまた手数料を得る極めて悪どいやり方です。
加えて、外貨建てによる為替リスクをほとんど説明せずに、円高に振れれば元本割れとなる商品を販売する。
顧客の損失よりノルマを果たすことを優先する姿勢が見えてきます。

1ドル151円の現在、これから円高に動くことが予想されるだけに、損失を被る可能性が高い商品です。

個人投資家は銀行に頼るのはやめてネット証券一択で!

今までにも他の記事でも申していますように、銀行窓口で商品を購入することは、
ネギを背負ったカモになって出向いていると同じです。

手数料を稼ぐことしか考えていない銀行には近づかないことが必須条件です。

自分で勉強して、ネット証券でインデックスファンドを購入していく。
これだけで大きな間違いから遠ざけられます。

おもしろくないとか、退屈だというのは、自ら罠にはまり込もうとしているようなものですので、
この思いになりそうな時は、要注意と思ってください!!

まとめ

・銀行にはネギを背負ったカモにならないように近づかない。

・ネット証券でインデックス投資一択でぶれない。

・おもしろくない、もっと稼ぎたいという思いが出てきた時は要注意!!

・そんな時は、せめてインデックスファンドの中でハイリスク銘柄を一部取り入れてみましょう。

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この記事を書いた人

 60歳で公務員を退職後、民間に再就職し、約2千万円の退職金と約1千万円の預金を運用し、10年後の長期・分散・積立+αで老後ファイア(老後の安定生活)を目指しています。
 家族は妻と二人に猫1匹の3人匹家族です。
 投資歴は、2007年から投資信託中心に投資を始め、2008年からリーマンショックを経験。
リスク資産で一部失敗後、なんとか復活し投資経験は17年目です。
 子供3人は、訳あって同時期に大学卒業に近づき、2人はめでたく卒業。一人は就職し、残る二人は生き方模索中。
よって、ほぼ手がかからなくなったので、61歳から65歳までは資産運用を加速する予定です。
安全資産(預貯金など)を2千万円残して、約2千万円を運用中です。
新NISAには夫婦で積立投資中です。
ブログの適正な運営と自己学習のため、2024年1月からFP(ファイナンシャル・プランナー)の資格試験に挑戦し、1回目の2024年5月に3級に合格しました。次は2級に挑戦します。

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