株価の暴落はいつ来るかは不明。が、推測する手段はあり。

暴落がいつ来るかわかれば、準備できるのにと思われる方は多いでしょう。私もそうですが。
暴落時期を推測する手法はあり、そのサイトもありますので、ご紹介します。
結論から言えば、今はまだ暴落の直前ではないが、徐々に近づきつつあるというのが私の推論です。

目次

「逆イールド(長短利回り逆転)」からの推論

ひとつは、米国債券市場での利回りの逆転現象をもとに推論する方法です。
現在、10年国債の利回りが2年国債の利回りを下回る「逆イールド(長短金利の逆転)」現象が発生しています
通常は長期金利が短期金利より高くなるのが普通ですが、「逆イールド」は長期金利が短期金利を下回っています。
「イールド(yield)」とは、直訳すると、収益、利回りという意味です。
つまり長期金利より短期金利のほうが利回りが高くなっています。

この逆イールド現象は「景気後退のシグナル」と言われています。

過去の短期の2年債と長期の10年債の利回り逆転は、実際の景気後退の1~2年前に発生しています。
2000年代初頭のITバブル崩壊やリーマン・ショックの前にも出現していました。

暴落の起こる時期ですが、この逆イールド現象が解消した後、つまり長期金利のほうが短期金利より利回りが高くなった(正常値に戻った)後に、暴落しています。

現在は、過去にないほどの逆イールド現象が長期にわたっているので、今までにない暴落になるのではと、ちまたでは言われています。

暴落の時期は、実際どうなるのかはわかりませんが、いずれにしても、景気後退のあとに景気がよくなり、その後、景気後退を繰り返すことは間違いないことで、今は景気が良いとしたものですので、あとは暴落がいつくるかだけです。

年末までは上がり続けるという方がおられる一方、現金に移して準備している方もおられたり、結果論でなんとでも言えますので、あまり、他の人の言うことは気にしないほうが良いかと思います。

「恐怖と欲望指数」からの推論

その他に有名なところでは、アメリカ「CNNの恐怖と欲望指数」という指標があり、
この数字が少なければ暴落が近いことを示しています。

この指数は、2024年5月31日現在で「45」を示していて、「NEUTRAL(中立)」の位置にあります。

この指数は、0から100までの数値があり、
0~25が「Extreme Fear」(極度の恐怖
25~45が「Fear」(恐怖)
45~55が「Neutral」(中立)
55~75が「Greed」(強欲)
75~100が「Extreme Greed」(極度の強欲)となっています。

暴落指標の使い方は、あくまで参考にして淡々と買い続けるのがセオリー。
並行して別に現金を用意し、暴落時に買増できればベスト。

では、「逆イールド」と「恐怖と欲望指数」の暴落指標をどのように使うのか?

ですが、インデックス投資家としては、この数字は毎日見るものではなく、あくまで参考程度にしていただければというものです。
私は、1~2週間に1度くらいチェックしていますが、定期預金をいつ崩して、証券口座に現金を構えるのかという心の準備のためにみています。実際は、暴落が始まってからでも十分に間に合いますが。

あとは、特定口座に150万円と旧NISA口座の一般積立(5年間は非課税)に100万円ほどS&P500とオルカンのインデックスファンドを保有していますので、それらの売りどきを図っている程度です。

いずれにしても今年の夏までには売却しようと考えています。
米国と日本の個別株も一部持っていましたが、今年の3月までにすべて売却して利益を確保しました。

新NISA口座のインデックスファンドは今の仕事を65歳で退職後、年金を繰り延べする70歳までの間に取り崩して使うつもりなので、それまでは暴落しようが、最高値を更新し続けようが売却するつもりは全くありません。

暴落時には、スポットで買増していくのみです。70歳までには、暴落が1度は来るのではと思っています。

そのために、無駄なお金を極力使わないように節約と少しでもお金を稼ぐことを考えています。具体的には、携帯電話が現在、ワイモバイルですが、さらに安い携帯を検討中です。

あとは、メルカリをフル活用しています。2024年4月から不用品の売却を始め、1年と2カ月で370点以上売却していますので、ほぼ1日1個近く売れている計算になります。実際は、週末にまとめて掲載し、売れるのは週末や休み明けに多くが売れています。

売れるものも少なくなってきましたが、レコードが100枚近くあるので、試聴確認後に、レコードプレーヤーとアンプも売却する予定です。

先日は、不要となった部屋の明かり3個セットを3万8千円、特大の写真集を9千円で売却できました。

メルカリの話は長くなるので、別の機会にノウハウも含めてご説明します。

まとめ

・暴落を推論する代表的な指標は、「逆イールド」と「恐怖と欲望指数」がある。
・しかし、インデックス投資家としては、この指標はあくまで参考にして、淡々と買い続けるだけで気にしない。
・暴落時に買い増しすることができればベストなので、それに備えて節約と収入増を図るのみ。

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これによって、投資スピードが一層加速します。







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この記事を書いた人

 60歳で公務員を退職後、民間に再就職し、約2千万円の退職金と約1千万円の預金を運用し、10年後の長期・分散・積立+αで老後ファイア(老後の安定生活)を目指しています。
 家族は妻と二人に猫1匹の3人匹家族です。
 投資歴は、2007年から投資信託中心に投資を始め、2008年からリーマンショックを経験。
リスク資産で一部失敗後、なんとか復活し投資経験は17年目です。
 子供3人は、訳あって同時期に大学卒業に近づき、2人はめでたく卒業。一人は就職し、残る二人は生き方模索中。
よって、ほぼ手がかからなくなったので、61歳から65歳までは資産運用を加速する予定です。
安全資産(預貯金など)を2千万円残して、約2千万円を運用中です。
新NISAには夫婦で積立投資中です。
ブログの適正な運営と自己学習のため、2024年1月からFP(ファイナンシャル・プランナー)の資格試験に挑戦し、1回目の2024年5月に3級に合格しました。次は2級に挑戦します。

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