(概要)
投資初心者の方は、オルカン(オールカントリー)ですべて買っていくのがベストだと思いますが、慣れてくるとリスク資産にも手を出したくなるかと思います。
そこで、コア・サテライト投資でコア(メイン)を王道のインデックスで、一部をサテライト(サブ)をリスク資産に配分してリスクを小さくとり、かつ、王道のみ購入するより リターンを上げる戦略です。
「コア・サテライト投資」は、コアをオルカン・S&P500で
サテライトをNASDAQ100かS&P500TOP10で
オルカンだけの購入だけではつまらないという方は、インデックスファンドの中でもハイリスク・ハイリターン商品を20%程度まで混ぜて少し冒険をしみてはいかがでしょうか。
その時は、「コア(中核)・サテライト(衛星)投資」の考え方で
コア=メインに約80%インデックスファンドの王道(eMAXIS Slim 全世界株式オールカントリーやeMAXIS Slim米国株式S&P500)を
サテライト=サブに約20%までを楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンドや2024年5月16日発売の「TracersS&P500トップ10」で良いと思います。
それによって、値動きが大きい割合(ハイリスク商品)を少なくすることで、精神衛生上、刺激が少なくてすみます。
つまり、暴落時に慌てて売却しないように、下がり方をマイルドにして、暴落時期のメンタルを守るための手法と言えます。
より大きな視点での「コア・サテライト」は、コアを現金・預金で5年間分保有サテライトでインデックス投資信託を
もっと大きな視点から退職者世代で考えれば、現金または確実に現金化できる資産(国債など)の割合を高めて保有することが必要です。7割とは言わずとも、生活費の5年間程度を保有できると安心です。
私の場合は、生活費が年間200万円程度なので、1千万円あれば5年間の生活費を賄える計算です。
個別株と比べてリスクの低いインデックス投資信託とはいえ、株に投資するということは、現金から比べるとハイリスクと考えれば、現金に対してサテライトの役割が投資信託と考えることもできるでしょう。
私の場合は、現在、コア(現金)が5割(約1千7百万円)、サテライト(投資信託、不動産ファンド)が5割(約1千7百万円)となっています。(65歳から受給見込みの個人確定年金1千万円は除く)
インデックス指標による株への投資信託は、15年以上保有でマイナスになることがないという統計データがありますが、それでも価格の上下の動きが大きいので、リスク資産と言えます。そこを踏まえたうえで、投資する覚悟が必要です。
新NISA枠のサテライトはNASDAQ100かS&P500TOP10で
コアがオルカンかノーマルのS&P500としたときに、サテライトはどうするのか?
下の記事の中の配分案でお示ししたように、リスク許容度によってその割合を変えていく必要はありますが、
投資に慣れていない方は、2割から3割程度までをハイリスクな商品にするとよいです。
例)NASDAQ100、S&P500 TOP10などのインデックスファンドの中でもハイリスク・ハイリターン商品
まとめ
・コア・サテライト戦略のもと、コアをオルカンかノーマルのS&P5500で、
サテライトをNASDAQ100かS&P500トップ10(FANG+から2024年5月16日販売開始に変更)で。
・全体のコア・サテライトで言えば、コアが現金でサテライトがリスク資産とすれば、現金5割とインデックスファンドを5割で。
・いままでの投稿と内容が重複しましたが、コア・サテライト投資という視点から再度、考えてみました。
・投資に慣れてくると、リスクを取りたくなるものです。
しかし、暴落時に本当にパニックにならずにいられるかどうかをご自分で冷静に考えてみて、サテライトの在り方を慎重に考えていきましょう。
※ サテライトの商品を「FANG+」から2024年5月16日販売の「S&P500TOP10」と入れ替えました。
(下記の記事をご参考にしてみてください。)