不動産クラウドファンディングのヤマワケエステートを購入していましたが、数件、償還期限を延期する通知が来ました。
再度、延長されましたので、報告します。
第62号ファンド「札幌市宮の森 2nd 隈研吾&Knight Frank社」償還延期のお知らせ。
ヤマワケのおしらせメールを以下に掲載します。2度目の延長のお知らせとなっています。
「「ヤマワケエステート」の第62号ファンド「札幌市宮の森 2nd 隈研吾&Knight Frank社」につきまして、2025年8月29日(金)に償還を予定しておりました、償還予定日を再度延長させていただくことをお知らせいたします。
本ファンドにつきまして、償還予定日の2025年8月29日(金)までに売却決済できるよう準備を進めておりましたが、本日時点で本ファンドの対象不動産にかかる売買契約が締結できておらず、売却決済が完了しない可能性があることから、償還日を延期させていただくこととなりました。
不動産売買の取引において、買主の資金調達等に準備を要することから、契約から決済までには1ヵ月から2ヵ月程度の期間を設けることが一般的であり、償還予定日までに出資金の償還及び配当を行うことができる確証がないことから、現時点での償還予定日延期を決定いたしました。
売却活動については、現状においても複数の購入希望者が存在しており、内部審査に必要な資料の提供や質疑応答の対応を継続して実施しております。
当初の予定から大幅に遅延しておりますが、売却に向けて前進しております。
また、販路を広げる目的で本ファンドの対象不動産の買受募集の実施を予定しております。
購入意思を示した先との間で売買契約の締結を行い、決済に向けた調整を行う予定となっております。
投資家の皆様には、対象不動産の換価処分が完了出来次第、出資元本の償還金及び配当金の分配を行う予定です。
投資家の皆様には多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、謹んでお詫び申し上げます。
延長スケジュール
変更前(当初) | 変更後(当初) | |
償還予定日 | 2025年8月29日(金) (2025年12月31日) | 2026年2月27日(金) (2025年2月28日) |
ご投資いただいた会員の皆様をはじめ、ヤマワケエステートの投資家の皆様には、ご心配とご迷惑をおかけいたしますことを重ねてお詫び申し上げます。」
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第40号 千葉県松戸市 新松戸駅近ビル一棟ファンド 期間再延長のお知らせ
こちらも2度目のお知らせとなっています。
以下、ヤマワケエステートのHPにログインしたマイページのおしらせにある説明を転載します。
「この度は、9月12日(金)に運用終了を予定している「千葉県松戸市 新松戸駅近ビル一棟ファンド」の運用終了日を再度延期させていただくことをお知らせいたします。謹んでお詫び申し上げます。
本ファンドの対象不動産につきまして、これまでのレポートにてお知らせしております通り契約締結の相手方に対して訴訟を提起いたしましたが、訴訟による解決には時間を要するため再度運用期間を延長させていただく運びとなりました。つきましては、運用スケジュールを下記の通り変更させていただきます。
なお、訴訟の進捗に関して、第1回目の口頭弁論期日が2025年7月17日(木)に予定されておりましたが、裁判所の判断により、被告からの答弁書提出後同年9月11日(木)に期日が変更となっております。
スケジュール
変更前(当初) | 変更後 | |
運用終了予定日 | 2025年9月12日(金) (2025年3月14日) | 2026年3月12日(木) |
償還予定日 | 2025年11月28日(金) (2025年5月30日) | 2026年5月29日(金) |
運用期間 | 約18ヶ月(12ヶ月) | 約24ヶ月 |
訴訟の進捗状況等につきましては、引き続き、投資家の皆様へご報告させていただく予定です。
皆様にはご心配とご迷惑をおかけしており大変恐縮ではございますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
1つ目62号ファンドは、償還予定日の延長であり、2つ目の40号ファンドは償還期間そのものの延長となっています。

第46号 北海道札幌市すすきの 中心商業地ファンド 期間再延長のお知らせ
もうひとつあります。
この度は、9月26日(金)に運用終了を予定している「北海道札幌市すすきの 中心商業地ファンド」の運用終了日を再度延期させていただくことをお知らせいたします。謹んでお詫び申し上げます。
本ファンドの対象不動産につきまして、これまでのレポートにてお知らせしております通り契約締結の相手方に対して訴訟を提起いたしましたが、訴訟による解決には時間を要するため再度運用期間を延長させていただく運びとなりました。つきましては、運用スケジュールを下記の通り変更させていただきます。
なお、訴訟の進捗に関して、第1回目の口頭弁論期日が2025年7月18日(金)に予定されておりましたが、裁判所の判断により、被告からの答弁書提出後同年8月26日(火)に期日が変更となっております。
訴訟の進捗状況等につきましては、引き続き、投資家の皆様へご報告させていただく予定です。皆様にはご心配とご迷惑をおかけしており大変恐縮ではございますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
スケジュール
変更前 | 変更後 | |
運用終了予定日 | 2025年9月26日(金) | 2026年3月26日(木) |
償還予定日 | 2025年11月28日(金) | 2026年5月29日(金) |
運用期間 | 約18ヶ月 | 約24ヶ月 |
いずれにしても、当初から1年延長されており、資金を当てにしていた人は大迷惑をしている人がいると思います。
私は、NISA口座に年間枠を超える余裕資金を、次年度以降に投資するまでの期間、クラウンドファンディングで運用しているので、運用期間の利率を確保してもらえれば、実質の損失には至らないですが、果たしていつになったら償還してもらえるのか、その心配があります。

今後の対応は、余裕資金は特定口座でインデックスファンド購入に変更
この3つのファンドに合計200万円当面、他の資金を回して、2026年のNISAの資金に当てていくこととします。
これだけのリスクを受け入れる余裕資金とメンタル的に大丈夫な方であれば、購入もありかもしれません。
しかし、裁判ともなれば、いつ解決するのか見込めませんし、長引けば10年ほど要するかもしれません。
そういったリスクを抱えるより、同じ所得税20%課税されるのであれば、いつでも引き出せる特定口座でインデックスファンドを購入していくほうが、まだ、使い勝手が良く複利効果も生かせることから、効率的と考えます。
その長期間、倒産するリスクも抱えることになります。
まとめ
・不動産クラウドファンディングは、予定通り償還できないリスクを抱えている。
・NISA口座の限度額を超えて運用する場合は、同じ所得税20%課税されるのであれば、特定口座でインデックスファンドで複利効果を生かせるほうが効率的。